2022.03.19　令和3年度終了証書授与式

代表挨拶

九州大学大学院 システム情報科学部

アシュラン国際奨学財団の東理事長ご夫妻はじめ、先生方および関係者の皆様、こんにちは。私はマレーシアから参りました九州大学大学院システム情報科学府のシーチェンフェイと申します。令和3年度の終了奨学生を代表して、アシュラン国際奨学財団の皆様に心より感謝の気持ちを述べさせていただきます。

　私は2021年の春、アシュラン国際奨学財団の奨学生として採用されました。応募する当時は、ちょうど新型コロナ感染症が流行り始め頃であり、家族の生計が大きな影響を受けました。それで親からの仕送りが減り、かと言って研究活動に専念したい私にはこれ以上アルバイトをする余裕もないので、経済的に苦しい状況でした。本当にこのまま修士課程に進学しても大丈夫なのか、と躊躇うこともありました。そのような大変な時期に、救いの手を差し伸べてくれたのはアシュラン国際奨学財団でした。お陰様で、経済的な困りごとがなく、修士課程の2年間は順調に過ごして参りました。

　また、アシュラン国際奨学財団の交流会を通じて、皆様と出会い、親睦を深めることもできました。私は今回で3回目の参加になります。年に4回開催される交流会ですが、近年では緊急事態宣言により開催見合わせになることもあります。それでも皆様の努力があったからこそ、今回のように素敵な交流会が開催できたと思います。私にとっては最後の交流会になり、寂しくて仕方がないのですが、最後まで皆様と目一杯楽しませて頂きたいと思います。今回の交流会もまた、かけがえのない経験になるのに違いないと思います。

　私は、今年の春からソフトバンク株式会社に就職します。システムエンジニアとして、身に付いた語学力および専門知識を活用し、社会に貢献できるよう頑張りたいと思います。最後に、いつも応援してくださったアシュラン国際奨学財団の皆様、心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。