2023.03.21 令和4年度終了証書授与式

2023.03.21 令和4年度終了証書授与式

グランドエンパイアホテルにて、令和4年度終了証書授与式を行いました。

   
代表挨拶

佐賀大学 理工学部

WAN FATIN NAJAH BINTI MOHD HAJAZY(ワンファティンナジャ ビンティモハマドハジャジ)さん/マレーシア

本日は令和4年度終了証書授与式及び第4回奨学生交流会を開いていただきまして、ありがとうございます。そして、ご多忙の中、ご出席くださった東理事長ご夫妻はじめ関係者の皆様、誠にありがとうございます。令和4年度の終了奨学生を代表して、アシュラン国際奨学財団の皆様に感謝の気持ちを述べさせていただきます。

2017年春、私は機械の勉強をするためにマレーシアから来日し、2019年に佐賀大学理工学部理工学科機械エネルギー工学コースに留学しました。入学当初は母国からの仕送りとアルバイトでなんとか生活が送れていましたが、3年生の頃から専門的な科目が増え、難易度も高くなり、忙しさで学業とアルバイトを両立することが難しくなっていました。この様な時期、つまり 2021年の秋、3年生の後学期にアシュラン国際奨学財団の奨学生に採用され、人生が救われた気持ちと、その栄誉に感激すると共に身の引き締まる思いでした。しかも、その時は母国の実家は洪水に見舞われ、今以上に授業料を払うために仕送りをお願いすることができない状況でした。だから、忘れもしない2021年10月11日に、いつもお世話になっている大学の奨学金担当者の方から「アシュランから決定通知が来ました」という連絡を受けた時は、驚きすぎて、涙をつい流してしまいました。本当に感謝の気持ちしかないです。何度も言いますが、奨学生に採用していただき、本当にありがとうございます。お陰様で、留学生活で一番の困りごと、つまり経済的な不安がなくなり、卒業までたどり着くことができました。

これまで、自分ひとりの話をしましたが、ここにいる奨学生の皆さんもそれぞれストーリーが違っていると思いますが、一つだけ共通点があります。それはアシュランの奨学生に採用されたことは、間違いなくすごくありがたいと心の中で思っていることです。コロナ禍で奨学生交流会が中止になったりもしましたが、この交流会を通じて、他の大学の留学生と出会い、仲良くなったり、経験豊富な方と意見交換をしたりして、自分の世界、視野が広がり、いつも交流会の日が来るのを楽しみにしていました。この1年半の間でまだまだ話ができていない人もいるし、将来結婚式に呼んでくれなかったら絶対許さない仲間もできました。皆さん、採用当初からこれまで私と親しくしていただき、ありがとうございます。そして今日も最後までよろしくお願いします。

これから卒業して、私たちはまた違う道を歩んでいくと思いますが、日本でも母国でもどこの国でも活躍して、日本と母国だけでなく、世界を結ぶ架け橋となるように頑張ります。これからはアシュラン国際奨学財団の皆様方への感謝の気持ちを大事にして、恩返しする立場になります。

最後に、改めて東理事長ご夫妻、ならびに関係者の皆様へ感謝の気持ちを申し上げたいと思います。今までお世話になり、本当にありがとうございました。そして、これからもよろしくお願いします。 以上をもちまして、終了奨学生代表の挨拶とさせていただきます。