2022.06.18 令和4年度奨学金贈呈式

グランドエンパイアホテルにて、令和4年度 奨学金贈呈式を開催しました。

   
代表挨拶

九州国際大学  DO THU THAO(ドートゥータオ)さん/ベトナム

ただいまご紹介いただきました九州国際大学現代ビジネス学部3年生、ベトナム出身のドートゥータオと申します。

「第16期アシュラン国際奨学生」を代表いたしまして、お礼のご挨拶を申し上げます。まず、私たちは公益財団法人アシュラン国際奨学財団の令和4年度奨学生に採用されたことを大変光栄でございます。そして、このように盛大な贈呈式を開催してくださいました財団関係者の皆様に感謝申し上げます。

 私はベトナムの高等学校の地理学で日本について学び、東日本大震災後、日本人が一生懸命働き、国を復興させた事に感心しました。それがきっかけで、日本という国に深い興味を持ちました。日本に留学し、日本人の考え方、働き方、日本の文化について実際に学びたいという夢を持ちました。高校3年の時に、ベトナムの大学に進学するか、日本へ留学するかを決めなければなりませんでしたが、色々悩んだ結果、日本留学といった夢を実現しないと、今後後悔すると考え、日本へ留学する事にしました。そして、高校卒業後、2018年から留学生活を始めました。

しかし、ここにいらっしゃる多くの留学生の皆様と同じく、私の家庭の経済力は裕福ではありません。私の夢を実現させるために、50代後半になる父は毎日工事の現場で仕事をしています。私の留学の夢が家族に大きな負担をかけてしまったのかと悔しかったです。だから生活費や学費の一部を払うため、アルバイト中心の生活をしていました。日本語学校を卒業し、大学に進学した後、大学での学びは日本語学校より難しくて、勉強に集中する時間を増やさなければなりません。アルバイトや学業の両立は非常に厳しい状況でした。

この様な状況で困っている私たちに、温かい助けの手を差し伸べてくださったのがアシュラン国際奨学財団の皆様です。今回、奨学生に採用していただいたことで、経済的な問題が少なくなり、自分の目標に向けて、学業にこれまで以上に専念でき、充実した留学生活が送れる事が見えてきました。今まで、アルバイトに費やしていた時間を学業に回せば、もっと優れた学業成果を得る事が期待できます。本当に有難うございます。

最後に、私を含め第16期アシュラン国際奨学生は、貴財団のご厚意ご期待に応えるように、引き続き学業に励み、有意義な事に挑戦して行くことを誓います。

これからもよろしくお願い申し上げます。 ご清聴ありがとうございました。